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ミツバチの教科書
豊富な写真とイラストでわかりやすく解説された、文字通り「ミツバチの教科書」です。養蜂の入門書として秀逸なだけではなく、最新の知見や、これからの課題についても深く掘り下げています。玉川大学の中村純先生が監修していて、何度読んでもその都度発見がある本です。

ミツバチの会議
著者のトーマスシーリーはハーバード大学でミツバチの研究により博士号を取得した、現代に於けるミツバチ研究の第一人者です。成熟した社会性動物であるミツバチがどのように意思決定してゆくのかを学ぶ事は、同じ社会性動物である私たち人間にとっても多くの示唆を与えてくれます。

BEES
オーストリアの哲学者で人智学の提唱者であるルドルフシュタイナーが1923年にドイツで行った養蜂家向けの公演記録です。この本の内容を理解するためには、シュタイナーの思想そのものを理解する必要がありますが、いつか理解したいと言う気持ちにさせてくれるという点でいつも本棚に置いておきたい本の一つです。養蜂家という立場から読むと、特に糖液給餌に対する彼の見解は無視できるものではないと思います。

世界のミツバチハナバチ百科図鑑
著作は都市養蜂の専門家でTEDにも出演しているノアウィルソンリッチ。第5章では「自然養蜂」にも言及しています。病害虫に対する自然養蜂的対処法を具体的に説明している希少な本で、養蜂家であれば、いつも手元に置いておきたい良書です。

THE SPIRITUAL FOUNDATION OF BEEKEEPING
養蜂の目的はハチミツを取る事ではなく蜂を養う事。ミツバチは単なる経済動物ではなく霊的な存在という主張に深い共感を感じる養蜂家は少なくないですが、そういう方々に読んで欲しい名著です。シュタイナーの人智学に学び、バイオダイナミック農業の実践家でもある著者の思想は深く、本質を理解する事は難しいですが、少しでも近づきたいです。

BeeManual 英国流ホビー養蜂のすべて

イギリスで出版された「BeeManual」の日本語翻訳版です。養蜂を体系的に学びたい時のマニュアルとしてはもちろんですが、巣箱や器具についても詳しく説明してあるため、読んでいて飽きません。

At the Hive Entrance
巣箱の外を観察して、その現象から巣箱内の状況を推測するための指南書です。養蜂の基本は一にもニにも観察。つい内検ばかりに意識が向きがちですが、外検こそに意識を向けるべきだと痛感させられます。セイヨウミツバチの養蜂家だけではなく、ニホンミツバチを飼育している方にもオススメできる良書です。

蜂から見た花の世界
日本で見る事ができる多様な蜜源植物の流蜜特性と、ミツバチの訪花習性を知る事ができる、養蜂家であれば一家に一冊持っておきたい必読の書です。本編はさる事ながら、付録が素晴らしく、特に「増殖を推奨したい蜜、花粉源植物リスト」はコピーしていつも手元に持っておきたい。著書は、玉川大学の名誉教授でいらっしゃる佐々木正巳先生。